チェンソーのキャブレターの話・・・。
写真をみて判りますか?
チェンソーのメーカーはハスクバーナと言います。
スウェーデンのメーカーです。モーターバイクも作っているメーカーです。
そのほか有名どころはスチールというドイツのメーカーもあります。
我が日本にも新ダイワとか新宮と言うメーカーがあります。
道具だから人それぞれ好みがあります。
因みに鹿之助はハスクバーナがお気に入りです。
更にハスクバーナとは言わずハスクなんて言ってます。
では、本題に・・・。
キャブレターって見た事あります?画像では、
Husqvarnaロゴのsの上でシルバーに光っている物です。
どんな仕事をするのか・・・。空気と燃料を混ぜてシリンダーのなかで
燃やすガスを作る。自動車やモーターバイクにも付いているけれど構造は
それらの物より少し単純ですが調整が中々デリケートで
調子良いときは手をつけないほうがよい所です。事実、結構このキャブには
苦労しました。
このキャブには調整用のネジが3本あります。L・H・Tで表しています。
まず L は低速回転調整用
H は高速回転調整用
T はアイドリング回転数の調整をします。
オーバーホールをしました。
部品点数が少なくて構造が簡単なのであっという間に作業は終了。
早速、エンジン本体に取り付けてエンジン始動・・・。
暖気運転をしていよいよ調整開始、
Tスクリューを締めこんで、ぎりぎりのアイドリング状態にします。
Lスクリューを締めこんで最も低い回転数にしますアイドリング状態にします。
Hスクリュー アクセルを開いてもっとも高い回転数を探します。
吹き上がりも良く中々良いかもと思った。
しか~し、アイドリングが下がらない。原因は何処にあるのだろう。
これが悩みと苦しみの始まりでした。
アイドリングが下がらない・・。
キャブレターは分解掃除したし、
気になる部品も交換したし。
後は、キャブレターの調整がイマイチなのかなぁ~
キャブレターはリミッターが付いていて調整範囲が凄く狭いので
リミッターを外して再度調整をしたけれど・・・下がらない。
トップとサイドのグリップを持ってぐっと力を入れると
アイドリングが下がる。
この不思議な現象に
何処かで2次エアーを吸っているとアイドリングが下がらないと言う
現象が起こる。
もう一度キャブレターを外してガスケットを付け直すそのときに
シール剤を少し塗ってキャブレターを取り付け再びエンジン始動
エンジンの始動性はとても良いのに・・・
シール剤のききめも無くアイドリングは下がらない。
懲りずにキャブレターをまた外して見るとそこに唖然とする物が
付いてきた。
2次エアーを吸い込む
エンジンが動くためには燃料と空気、電気が必要です。
空気はキャブレターから燃料と共に供給します。
2次エアーはキャブレター以外から供給される空気のことで
キャブレターとエンジン本体の間でこの現象は起こります。